正規の投球に走者が触れたらどう処置するか?
例えば本盗を企てた三塁走者が正規の投球に触れてしまうような場面、攻撃側による守備妨害がない場合。
【問】2アウト走者三塁、打者のカウント3B-2S、次の投球のとき本盗を狙った走者が投球に触れたが、投球自体はストライクだった。どう処置したらよいか。
【答】打者には〝第3ストライク〟を宣告してアウトとする。走者の得点は認められない。しかし、0アウトまたは1アウトであれば打者をアウトとし、ボールデッドとなるが、得点は認められる。
【問】上記の問で、走者二・三塁の場合、打者への投球がボールの場合はどう処置したらよいか。
【答】ボールデッドとなり、打者は四球で一塁、三塁走者の得点は認められる。二塁走者は盗塁の行為がなくても三塁へ進ませる。(5.09a(14)【注】、5.06c(8))
(5.06c(8)のボールデッドの項目には、次の記載があります。「正規の投球が得点しようとしている走者に触れた場合ーー各走者は進む」)
※ストライク・ボールの判定、守備妨害の有無の確認が必要。