ヒット・バイ・ピッチ

先日球審をやらせていただいた際にもありました、打者がインコースの投球を避ける訳でもなく、投球に当たってしまうケース。

 その日は、打者が自らバットを持った片方の手を離し、投球にぶつけました。私の「ボール」の判定に、攻撃側の監督さんから「今の当たってなかった?」とぼそり。私は、その監督さんに「打者が投球を避けずに、手を当てに行ってましたので、ヒット・バイ・ピッチではなく、ボールです」とお伝えすると、すぐ納得されていましたが、悲しいかな、結構あるんですよね。

 

競技者必携の「審判上の取り決め事項ならびに注意すべき規則」から。

「ヒット・バイ・ピッチ(死球)の判定」

 打者が投球を避けようとすることが条件です。(身体が打者席の捕手寄りでなく後方向に移動すること)しかし、投球がストライクゾーンで打者に触れた場合には、避けようとしたかどうかを問わずすべて「ストライク」である。