試合時間。

先日、第一試合で球審をしてくださった先輩の動きを見ていると、惚れ惚れするほど機敏に動かれ、それにつられてか、選手たちもいつもよりキビキビと動いているようにみえ、試合もスムーズに進んでいました。結果、7回表裏の試合終了を、時間規定の1時間30分に到達する前に迎えることができていました。

その球審の方にお話を伺うと、「できれば、規定の7イニングを戦ってもらいたい、時間で切られてしまうのは可哀そうで。なので、選手の動きを見て、可能な限り無駄な時間を省けるように努力しています。」と仰っていました。

 

その日の第二試合は、私が球審を務めさせていただくことになり、その方を見習いながらやってみると、7回表までで試合が決したとは言え、経過時間1時間22分でゲームセットを迎えることができました。

 

競技者必携の「審判員のために」に次のようなことが記載されています。

3.ゲームのスピードアップに努めること

 判定に不信を抱かせたりトラブルが多いと、ゲームは長引いて審判員の存在も目立ってくる。スムーズに試合を運ぶ審判員は、上手な審判員だといえる。

 審判員は、規則に忠実でなければならない。規則に忠実なことは審判員として厳格であり、公平でもあるというばかりでなく、ゲームに活気を与えることになる。活気のあふれたゲームこそ魅力があるのだ。無用な〝タイム〟も大きな障害である。攻守交代はかけ足を実行させよ。ゲームの前半、特に3回ごろまでは遅れがちであるからスピーディに進めるように努めること。