ファウルチップとは、

(2021年規則改正され、『最初にミットまたは手に触れたもの』という限定が削除されました)

 

2021年改正

・打者の打った打球が、鋭く捕手に飛んで、直接捕球されたもの。

・打者の打った打球が、鋭く捕手飛んで、身体または用具(プロテクタやマスク)に当たり跳ね返ったボールを地上に落ちる前に捕球したもの。

 

を言います。一方、

 

・打者の打った打球が、鋭く捕手の方向に飛んで、ミットや手、身体または用具(プロテクタやマスク)に当たりながらも捕球できなかったものは、ファウルチップとならず、ファウル。

 

となります。

 

ファウルチップの場合、

ストライクの正規捕球と同じ扱いとなり、第3ストライクの場合は三振、ボールインプレイです。

キャッチャーファウルフライと違い、走者はリタッチの義務はありません。

球審は、ストライクのコールの前に、左手の握った拳の上を右手で擦るジェスチャーをして、「ファウルチップと判定した」ことを示す場合があります。※投球はボールで、かつ打者はハーフスイングしたような場合など。

(珍しすぎる参考動画です。)

 

野球においては、ファウルチップとキャッチャーフライを明確に区別るすような基準は設けられていません。(ソフトボールでは高さの基準があるそうです)

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参考:2020年以前のルールでは。。。(太字:改正前の箇所)

・打者の打った打球が、鋭く捕手のミットまたは手に飛んで、直接捕球されたもの。

・打者の打った打球が、鋭く捕手のミットまたは手に飛んで、直接ミットもしくは手に触れてから、身体または用具(プロテクタやマスク)に当たり跳ね返ったボールを地上に落ちる前に捕球したもの。

 

を言います。一方、

 

・打者の打った打球が、鋭く捕手の方向に飛んで、ミットや手に当たりながらも捕球できなかったものは、ファウルチップとならず、ファウル。

・打者の打った打球が、鋭く捕手の方向に飛んで、最初に身体または用具(プロテクタやマスク)に当たった後に捕球した場合は、ファウルチップとならず、ファウル。

 

となります。